社会人の心構えとして行動に責任を持とう

• 組織で働く社会人として

全ての行動は自分の責任

学生じゃないんだから！と言われた経験はありませんか？しかし、学生と社会人ではどんな違いがあるのでしょうか。学生は許されるけど社会人になると許されない事、学生は自由にできるけど社会人は制限されるものと捉える事ができますが、その本髄は「責任」だと思います。社会人になると、さまざまな場面で責任が問われます。社会人と学生の責任の違いはどこにあるか紹介します。

社会人は時間を重要視される

学生は授業時間以外は時間を比較的自由に使えます。アルバイトをしていても、アルバイト先は勉強がおろそかにならないよう臨機応変に対応してくれます。これは学生のやるべき事はアルバイトではなく勉学だと理解しているからです。社会人になると企業で働く事がメインとなり、学生の頃のように時間に臨機応変がききませんし、約束した時間を軽視してしまうと、あっという間に信用がなくなります。出社時間を守らなくてはいけませんし、取引先との面談に遅刻は許されません。また、時間を守らなかったせいで自分の周囲に迷惑をかけてしまう事さえあります。それを補てんする為に残業や休日出勤をするはめになったり、取引先からの信用を失えば減給や解雇の対象になってしまいます。このように、社会人として信用を得るには時間を厳守しなければいけないのです。

自己責任能力を持つ

学生の頃は何かを決断する時に親や保護者の同意が必要ですが、社会人になると全て自分で決める必要があります。例えば、社会人となってひとり暮らしをする際も、自分の収入と毎月の生活費を照らし合わせて家賃を決める必要があります。賃貸の場合は親に保証人になってもらう場合があるでしょうが、家賃を支払って生活するのは自分です。これが社会人としての責任なのです。

人間関係の好き嫌いは責任問題

学生の時は、学校で嫌いな人や気が合わない人がいても避けていれば良かったですが、社会人になるとそうはいきません。顧客や取引先、上司や先輩社員などに対して、嫌だと感じても避ける事ができません。なぜなら仕事にならないからです。学生の時と同じように苦手な人を避けていると業務を円滑に進める事はできなくなり、売上に影響を及ぼす可能性があります。そうなれば、自分の給与ばかりでなく、関係のない社員の給与にも影響が出てしまいます。

目的の違いが明確にある

学生と社会人では目的が違います。学生が求められる事は勉学で、お金を稼ぐ事ではありません。中にはアルバイトを頑張って社会人より稼ぐ学生もいますが、アルバイトに夢中になって勉学がおろそかになれば単位を落とし留年してしまいます。 これでは意味がありません。学生は社会に出る為に学んでいる事を忘れてはいけません。社会人は社会貢献が目的となります。仕事をして経済を回す責任があり、企業の売上に貢献した対価が給与となります。貢献度が高くなれば貢献度に合せて給与も高くなりますので、自分が好きなものが買えたり趣味にお金を使えるようになります。これが経済の活性化に繋がり、経済効果を生むのです。経済活性化が進めば税収が増えて国が豊かになりますので、国民の為の政策がなされ、更に仕事がしやすい環境になります。このような好循環にする事が社会貢献と呼べるのです。